スチール製 物置の解体と処理方法
①物置の周囲を見渡して解体作業ができるかどうかの確認をします。
解体の作業の際は柱や壁部分などが思わぬ方向へ倒れ掛かったり
周囲の物に接触したりすることがあります。
家屋の位置や隣家との距離などを分かった上で作業を始めます。
②物置の中の物を外へ出します。中の物を完全に空にしてから
作業を始めます。
③引き戸を外します。引き戸の上部に滑車の付いたパーツが付いていますので、
緩めるか取り外して引き戸を上に持ち上げると直ぐに外れます。
④中に棚板がある場合は棚板を上に持ち上げて外します。
壁や柱に引っ掛け金具が付いていますのでひとつずつ外します。
金具を少し持ち上げて斜めに引っ張る感じです。棚受けの柱も一緒に外します。
⑤躯体が崩れないように解体作業を進めなくてはなりません。
屋根から解体するか、壁部分から解体するかは物置のメーカーや種類によって
違いますので、全体の形や構造を見て判断し、出来そうな所から一部、
ナットかボルトをインパクトドライバーでいくつか外してみます。
屋根材の周囲を囲っているフレームは後半で外した方が作業しやすい事が多いので
後にします。年代の経っている物置ほど屋根材から外した方が楽な物が多いです。
また屋根材から外してゆくと内部に日光が入って明るく作業がしやすくなります。
⑥壁と屋根材が外れると、4隅の柱または間柱と屋根材を囲っていた横フレームが
残ります。先に全面の横フレームを外します。横フレームは差し込みだけで
止まっているものもありますので抜いたらどうなるのか確かめながら
ゆっくり持ち上げます。この時もう一人の人がいて持ち上げたフレームを
受け取ってくれると安心です。
⑦4隅の柱は差し込んであるだけの物が多いです。上に引き上げると外れます。
⑧底板を外します。
⑨底辺を形作っているフレームが最後に残ります。このフレームは大概一体式です。
一体式でなくても、それほど重くはないので持ち上げて場所を移動します。
⑩基礎代わりのコンクリートブロックを移動して久しぶりに日光を浴びた地面を清掃します。
物置の解体作業は個人でもできないことはありません。解体した物置をまた別の場所で
使用するとなるとかなり神経を使って分解作業をしないとなりませんが、処分するのでしたら
物置自体は曲がっても折れてもよいはずです。
ただその大きな部品を自治体の粗大ごみとして出すには、まだまだ時間と手間が掛かってしまいます。
当社では代表、スタッフが分担作業で素早く片付けます。料金はかなり安い方でしょう。また作業の丁寧さで、回り近所様のご迷惑等をなるべく低減させます。